おはようございます。もっつです。
今回はミノルタレンズのご紹介です。
購入したのはこちら。
MINOLTA M-ROKKOR 40mm F2 です。
(ん?ズミクロンの話じゃないの?となったお方、もう少しお付き合いください。)
六甲山から来てる名前らしいですよ?兵庫在住の方は必携ですよね?
何故、このレンズを購入したのか?
安いレンズを探しておりました。
でもしっかり写ってほしい。
特に解像するレンズが好みですので、やはり、解像と言えば、ライカのズミクロン。
ズミクロンを調べていると、特異なものを発見しました。
Summicron-M 40mm
重量:134g
35mmと50mmの間で隠れているこのレンズ。
かなりコンパクトで良さそう。
但し、1970年代に発売しているのみで、現行はなさそう。
そして、さらに調べると、こんなカメラを発見しました。
ライツミノルタCL…?
どうやら、1973年にライカで有名なライツ社と日本のミノルタ社が合弁会社を設立して開発したカメラのよう。
この際に製造したレンズが設計が全てライカのレンズ!!
しかも上述したズミクロン40mmと全く同じ設計のレンズがあるではないですか…!!
(なのに値段はほぼ40mmズミクロンの半額…)
そして、今回購入したのはCLEのM-ROKKOR 40mm F2です。
ちなみにこの40mmミノルタレンズ、微妙な違いの3種類あります。
・ライツ・ミノルタCL用 M-ROKKOR-QF 40mm F2
・ライツ・ミノルタCL用 M-ROKKOR 40mm F2
・ミノルタCLE用 M-ROKKOR 40mm F2
上2つは同じ。CLE用は世界初のマルチコートが採用されています。
ライカのズミクロンレンズ構成に、日本のコーティング技術。
何となくグッとくるものがありませんか?(笑)
見分け方は、QFにはレンズ周りにQFと書いてあり、CLEはレンズ周りに製造ロット番号がないこと。
(ボディ側面にあります。)
下記はCLE。天面に製造番号ないです。
また、CLE用のみ、マウント部の黄色い真鍮部分に傾斜がなく、平行です。
この部分、CL用レンズは傾斜カムと呼ばれており、同じMマウントなのですが、機種によっては微妙に無限遠が出ない等の噂を聞きます。
M型ライカで使用される方は同じ平行カムのCLE用お勧めです。
ちなみに下に紹介しているレンズはCL用です。
QFなしで、レンズ周りに製造番号有りのモデルですね。
あーかっこいい…。
さてさて、前置きが長くなってしまいましたが、作例を見ていってください。
個人的にはズミクロンに劣らない描写をしているかと思います!
まずは、香港のママチャリ。
合焦部分の解像力はかなり良いかと思います。
そして、ボケ。ちょっと癖のある丸ボケ。
丸ボケの輪郭がくっきり出ており、面白いです。
ちょっと絞るだけできれいな光条が顔を出します。
これはF4くらいだったと思います。
絞り羽根はトゲトゲが少なくなる偶数羽根の10枚。
カッコいい。
暗がりでも色乗りはしっかり。
ボケもうるさくなくて、良いかと思います。
これ、最短距離で撮った気がします…。0.8m。
ボケ感好き。
絞ってしっかり。
立体感ありますよね。
なんか撮りたくなってしまう。この荷台。
中国へ向かうフェリー乗り場。きんきん。
真っ赤な太陽。
これ好き。
細かい葉っぱの描写とか。
ヌコ様。
かっこいい路地。好き。
こんなにふざけた被写体だけど、写りかっこよくないですか?(笑)
レンズ構成は4群6枚のダブルガウスタイプ。
代表的なオールドレンズです。
ライカの描写を日本メーカーで製造&オリジナルコーティングしたレンズ。
皆さんも試してみてください!
それでは、また!